シンガポール留学ガイド【大学・語学学校・Student Pass申請方法】

シンガポール留学ガイド【大学・語学学校・Student Pass申請方法】

結論から言うと、シンガポールは社会人になってからでも留学しやすい国です。国立大学のMBAから語学学校の短期コースまで選択肢が幅広く、しかもEPやDP保持者ならStudent Passなしでパートタイム学習もできます。

私自身、シンガポールに来てから同僚が仕事をしながらMBAに通っているのを見て「大人の留学ってこんなに身近なんだ」と驚きました。正直に言うと、日本にいた頃は「留学=若い人のもの」というイメージがあったのですが、こちらではキャリアアップのために30代・40代で大学院に通う人がとても多いんです。

目次

シンガポール留学の選択肢【比較表】

まずは全体像を把握するために、主な留学の選択肢を比較します。

種類 期間 年間費用の目安 Student Pass 特徴
国立大学(学部) 3〜4年 S$17,000〜40,000 必要 世界ランク上位、MOE Tuition Grant利用可
国立大学(MBA) 1〜2年 S$60,000〜100,000(総額) 必要 NUS・NTU・SMUのMBAは国際的評価が高い
私立教育機関 1〜3年 S$13,000〜40,000 必要 英豪大学の学位が取得可能、入学ハードル低め
語学学校 数週間〜1年 S$5,000〜15,000 コースによる 英語力アップに最適、短期なら観光ビザでも可
パートタイム学習 1〜3年 S$10,000〜50,000 EP/DP保持者は不要 働きながら学べる、夜間・週末開講

国立大学(NUS・NTU・SMU)への留学

シンガポールの国立大学は世界大学ランキングでアジアトップクラスの評価を受けています。特にNUS(シンガポール国立大学)とNTU(南洋理工大学)はQS世界ランキングで常にトップ15に入っています。

学部課程の年間授業料(留学生・MOE Tuition Grantなし)

大学 文系・社会科学系 理工系 医学・歯学
NUS ⚠️ 要確認: S$17,550前後 ⚠️ 要確認: S$20,000〜22,000 ⚠️ 要確認: S$35,000〜75,000
NTU ⚠️ 要確認: S$17,550前後 ⚠️ 要確認: S$20,000〜22,000
SMU ⚠️ 要確認: S$20,000前後

上記はMOE Tuition Grant(政府補助金)を受けない場合の目安です。Tuition Grantを受ければ授業料が40〜60%軽減されますが、卒業後にシンガポールで3年間働く義務(ボンド)が発生します。キャリアプランと照らし合わせて検討してみてください。

MBA(経営学修士)の費用

プログラム 期間 授業料(総額)
NUS MBA 17ヶ月 ⚠️ 要確認: 約S$92,000(GST別)
NTU Nanyang MBA 12ヶ月 ⚠️ 要確認: 約S$82,000〜89,000
SMU MBA 12ヶ月 ⚠️ 要確認: 約S$82,000前後

移住してから気づいたのですが、シンガポールのMBAは欧米と比べるとかなりコスパが良いです。生活費を含めても、アメリカのトップスクールの半額程度で取得できるケースもあります。さらに、全員が自動的に奨学金審査の対象になる大学もあるので、出願前にチェックしておくのがおすすめです。

私立教育機関(SIM・Kaplan・PSB Academy・James Cook)

国立大学の入学基準は高めですが、シンガポールには私立教育機関(PEI)も充実しています。イギリスやオーストラリアの有名大学と提携していて、シンガポールにいながら海外大学の学位が取れるのが大きな魅力です。

機関 提携大学の例 年間授業料の目安 特徴
SIM Global Education University of London、RMIT等 S$15,000〜25,000 最大規模の私立校、幅広い分野
Kaplan Singapore Murdoch University、Essex等 S$13,000〜39,000 ビジネス・法律系が強い
PSB Academy La Trobe、Coventry等 S$20,000〜30,000 工学・IT系も充実
James Cook University James Cook(豪・本校直営) S$20,000〜30,000 オーストラリアの国立大学の分校

正直に言うと、私立教育機関は国立大学と比べて入学のハードルが低い分、「質はどうなの?」と思う方もいるかもしれません。ただ、提携先の大学は国際的に認められた機関ばかりですし、何より働きながら学位を取りたい社会人にとっては現実的な選択肢です。James Cook Universityはオーストラリアの国立大学の分校なので、本校と同じ学位が取得できます。

語学学校(英語コース)

シンガポールで英語力を伸ばしたいなら、語学学校という選択肢もあります。British CouncilやEFなど国際的な語学学校がシンガポールにも拠点を持っています。

主な語学コースの種類:

  • 一般英語コース:週15〜20レッスン、日常会話・文法力の底上げ向き
  • 集中英語コース:週20〜30レッスン、短期間で一気にレベルアップしたい方向け
  • ビジネス英語コース:3〜4ヶ月、仕事で使える英語力を磨きたい方向け
  • IELTS対策コース:大学進学や移住に必要なスコア取得を目指す方向け

費用は学校やコースの長さによって大きく異なりますが、月額S$1,000〜3,000程度が目安です。30日以内の短期コースなら観光ビザ(Social Visit Pass)で受講できるので、Student Passの申請は不要です。

Student Pass(学生ビザ)の申請手順

フルタイムのコースに通う場合、Student Pass(STP)の取得が必要です。申請はICA(出入国管理局)のオンラインシステムSOLAR+を通じて行います。

申請の流れ(ステップバイステップ)

  1. 教育機関から入学許可を取得:まず希望するコースに合格する必要があります
  2. 教育機関がSOLAR+で申請を開始:学校側がシステム上で手続きを始め、申請番号が発行されます
  3. eForm 16をオンラインで記入:SOLAR+にログインし、個人情報や学歴などを入力します
  4. 必要書類をアップロード:パスポート、証明写真(白背景)、学歴証明書、英語翻訳文書など
  5. 申請料S$30を支払い:オンラインで決済します
  6. 審査結果を待つ:通常2〜4週間(繁忙期はそれ以上かかることも)
  7. IPA(仮承認レター)を受領:承認されると、シンガポール入国用のIPAレターが届きます
  8. シンガポールで本カード発行:入国後、ICAでStudent Passの発行手続き(発行料S$60)

注意点:コース開始の1ヶ月前〜2ヶ月前に申請する必要があります。また、健康診断書(発行から3ヶ月以内)が求められるので、早めに準備しておきましょう。

費用まとめ【Student Pass申請にかかる費用】

項目 費用
Student Pass 申請料 S$30
Student Pass 発行料 S$60
健康診断 ⚠️ 要確認: S$50〜100程度
Multiple Journey Visa(必要な場合) ⚠️ 要確認: S$30

Student Pass自体の費用はS$90(申請料+発行料)と意外とリーズナブルです。ただし授業料や生活費は別途かかるので、トータルの予算計画はしっかり立てておくことをおすすめします。

EP・DP保持者のパートタイム学習

すでにシンガポールで働いている方に朗報です。EP(Employment Pass)やDP(Dependant’s Pass)の保持者は、パートタイムのコースならStudent Passなしで受講できます。

私の周りでも、EP保持者が仕事の後や週末にMBAや資格取得コースに通っているケースはとても多いです。NUSやNTUのパートタイムMBAはまさにこうした社会人向けに設計されています。

EP/DP保持者が知っておくべきポイント:

  • パートタイムコース(夜間・週末)はStudent Pass不要で受講可能
  • DP保持者はフルタイムコースもStudent Passなしで受講できる場合がある(ICAに要確認)
  • EP保持者がフルタイムコースに通う場合はEPを放棄してStudent Passに切り替える必要あり
  • 短期コース(DP期間内)はLetter of Consent(LOC)で対応できる場合も

Student Pass保持者のアルバイト

Student Pass保持者は、一定の条件を満たせばアルバイトが可能です。

  • 学期中:週16時間まで(MOEまたはCPE登録校のフルタイム学生のみ)
  • 休暇中:フルタイム勤務可能(学校の許可が必要)
  • 別途ワークパスの申請は不要
  • 私立校の一部はアルバイトが認められていない場合があるので要確認

まとめ:シンガポール留学は社会人にもおすすめ

シンガポール留学は、若い学生だけのものではありません。世界トップクラスの大学でMBAを取る、私立校で海外大学の学位を取得する、語学学校で英語力を磨く——自分のキャリアや目標に合わせて柔軟に選べるのがシンガポールの強みです。

特にすでにシンガポールで働いている方は、EPを持ったままパートタイムで学べるのが大きなメリットです。Student Passの申請手続き自体はSOLAR+でオンライン完結するので、思っているほどハードルは高くありません。

移住してから気づいたのは、シンガポールでは「学び直し」がごく自然なことだということ。キャリアアップのための留学を検討している方は、まず気になる学校の説明会やオープンキャンパスに参加してみるのが第一歩です。

※記事内の費用・制度情報は2026年3月時点の情報です。最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。

シンガポールのホテル・宿泊

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この記事を書いた人

シンガポール在住の外資系OL。移住のリアルを現地から発信しています。

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