シンガポールで病院に行く方法【日本語対応クリニック一覧と医療費の目安】

シンガポールで病院に行く方法【日本語対応クリニック一覧と医療費の目安】

結論から言うと、シンガポールには日本語で診察を受けられるクリニックが複数あるので、英語に自信がなくても大丈夫です。私も移住直後に体調を崩したとき、日系クリニックに駆け込んで本当に助かりました。

ただし、シンガポールの医療費は日本と比べてかなり高いです。正直に言うと、風邪で病院に行っただけで1万円以上かかることも珍しくありません。だからこそ、事前にどこに行けばいいか、いくらくらいかかるかを把握しておくことが大切です。

この記事では、実際にシンガポールで何度も病院にお世話になっている私が、日本語対応クリニックの一覧から医療費の目安、保険の選び方、緊急時の対応まで、ひと通りまとめました。

目次

シンガポールの医療制度をざっくり理解する

シンガポールの医療は大きく分けて公立私立の2つがあります。

  • 公立(ポリクリニック・公立病院):シンガポール国民やPR(永住権保持者)は補助金が出て安い。ただし外国人は補助なしで全額自己負担。待ち時間も長め
  • 私立(GPクリニック・私立病院):予約が取りやすく、待ち時間も短い。ただし費用は公立より高め。日系クリニックはすべてこちらに分類される

移住してから気づいたのは、外国人にとっては公立のメリットがあまりないということ。補助金の対象外なので、費用面で大きな差がない割に待ち時間は長く、言葉の壁もあります。私の周りの日本人駐在員は、ほぼ全員が私立の日系クリニックを利用しています。

日本語対応クリニック一覧

シンガポールで日本語で診察を受けられる主なクリニックをまとめました。どこも日本人医師または日本語対応スタッフが常駐しているので安心です。

クリニック名 所在地 電話番号 主な診療科
ジャパングリーンクリニック 290 Orchard Rd #10-01 Paragon 6734 8871 内科・小児科・婦人科・眼科・耳鼻科・整形外科
日本メディカルケア 6A Napier Rd #03-31 Gleneagles Hospital 6474 7707 内科・小児科・産婦人科・健康診断
ラッフルズジャパニーズクリニック 585 North Bridge Rd Raffles Hospital #02-00 6311 1190 内科・小児科・産婦人科・皮膚科・心療内科・歯科
ニホンプレミアムクリニック 10 Sinaran Dr #11-12,13,30 Novena Medical Centre 6397 2002 総合診療・婦人科・整形外科・皮膚科
ことびあクリニック ⚠️ 要確認: 住所 ⚠️ 要確認 総合診療(医療通訳同席)
日本人会クリニック(JACS) 120 Adam Rd(日本人会内) 6469 6488 一般診療(日本人会会員は割引あり)

私が普段使っているのはジャパングリーンクリニック。Paragonというオーチャードの商業ビル内にあってアクセスが良く、日本人医師が複数いるので安心感があります。健康診断は日本メディカルケアも評判がいいです。

診察の流れ(予約〜受診〜支払い)

シンガポールでの受診の流れは、日本とほとんど変わりません。

  1. 予約:電話またはウェブサイトから予約。日系クリニックは日本語で電話OK。Walk-in(予約なし)でも受け付けてくれるところが多い
  2. 受付:パスポートまたはICカード(FIN)と保険証(あれば)を提示
  3. 診察:日系クリニックなら日本語で診察。症状を伝えて、必要に応じて検査
  4. 会計・薬の受け取り:診察後にその場で薬をもらえる(院内処方が一般的)。支払いはクレジットカードでOK
  5. 保険請求:会社の保険がある場合はレシートと診断書を保管しておく。キャッシュレス対応の保険なら窓口負担なしの場合も

日本との大きな違いは、薬局が分かれていないこと。クリニックで診察を受けたら、その場で薬ももらえるので、移動の手間がなくて楽です。

医療費の目安

正直に言うと、シンガポールの医療費は日本の感覚からすると高いです。外国人は公的補助の対象外なので、すべて自己負担になります。

項目 費用目安(SGD) 日本円換算
私立GPクリニック(一般診察) SGD 40〜100 約4,400〜11,000円
日系クリニック(初診) SGD 80〜200 約8,800〜22,000円
日系クリニック(再診) SGD 50〜150 約5,500〜16,500円
専門医の診察 SGD 150〜300+ 約16,500〜33,000円
救急外来(A&E) SGD 150〜400+ 約16,500〜44,000円
入院(1泊・一般病棟) SGD 500〜2,000+ 約55,000〜220,000円
薬代 SGD 10〜50 約1,100〜5,500円
健康診断 SGD 200〜800+ 約22,000〜88,000円

⚠️ 要確認: 上記は2025〜2026年時点の目安です。クリニックや症状によって大きく異なります。1 SGD=約110円で換算。

私の体感だと、風邪で日系クリニックに行って薬をもらうと、だいたいSGD 100〜150(約11,000〜16,500円)くらい。日本で3割負担に慣れていると、最初はびっくりすると思います。

保険の選び方

シンガポールで暮らすなら、医療保険は必須です。主な選択肢は3つ。

1. 会社の団体保険(企業保険)

駐在員や現地採用の場合、会社が医療保険を提供してくれることが多いです。Employment Pass保持者に対して、雇用主は医療保険を提供する義務があります。ただしカバー範囲は会社によってまちまちなので、入社時に必ず確認してください。通院のみ対応で入院はカバーされないケースもあります。

2. 個人の民間医療保険(国際医療保険)

会社の保険だけでは不安な場合や、家族の分もカバーしたい場合は、個人で国際医療保険に加入するのが一般的です。年間SGD 3,000〜6,000程度(30歳の場合)が相場。Cigna、AXA、Pacific Primeなどが有名です。

3. ローカルの医療保険(Integrated Shield Plan)

Dependant’s PassやLong-Term Visit Passを持っている方は、シンガポールのローカル保険(Integrated Shield Plan)にも加入できます。私立病院もカバーするプランで年間SGD 900程度と、国際医療保険より大幅に安いのが魅力。ただし加入条件があるので要確認です。

私の場合は会社の団体保険をメインにしつつ、カバーしきれない部分は個人の保険で補っています。移住前に海外旅行保険に入っておいて、現地で切り替えるのもひとつの方法です。

緊急時の対応

万が一の緊急事態に備えて、以下の番号は必ずスマホに登録しておいてください。

  • 救急車・消防:995(SCDF:シンガポール民間防衛庁)
  • 警察:999
  • 非緊急の救急搬送:1777(軽症だけど病院に行きたい場合)

知っておきたい注意点:

  • 995で呼んだ救急車は最寄りの公立病院に搬送されます。私立病院を指定することはできません
  • 軽症(腹痛、頭痛、咳など)で995に電話すると罰金の対象になることがあります
  • 公立病院のA&E(救急外来)は24時間対応ですが、待ち時間が数時間になることもあります
  • 搬送後に希望すれば、私立病院への転院は可能です

緊急でない場合は、まず日系クリニックに電話して相談するのが一番です。営業時間外でも、留守番電話で対応方法を案内してくれるクリニックもあります。

薬局・市販薬について

シンガポールでは、ドラッグストア(GuardianWatsons)で基本的な市販薬を買えます。パナドール(解熱鎮痛剤)、咳止め、胃薬などはレジで購入可能。ただし、日本で普通に買えるものでもシンガポールでは処方箋が必要な薬があるので注意してください。

私は日本に一時帰国するたびに、使い慣れた市販薬(ロキソニン、正露丸、のど飴など)をまとめ買いして持ってきています。現地でも似たような薬は手に入りますが、やっぱり慣れた薬があると安心です。

まとめ:備えておけば怖くない

シンガポールの医療は費用こそ高いですが、医療レベルは世界トップクラスですし、日本語対応のクリニックも充実しています。

  • 日本語対応クリニックの場所と電話番号をスマホに保存しておく
  • 会社の保険のカバー範囲を確認し、不足があれば個人保険で補う
  • 緊急番号(995)と非緊急番号(1777)を登録しておく
  • 一時帰国のたびに使い慣れた市販薬を補充する

この4つをやっておくだけで、いざというときの安心感がまったく違います。海外生活で一番不安なのが医療のことだと思いますが、シンガポールは日本人にとって医療アクセスが良い国です。備えさえしておけば、怖がる必要はありません。

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※本記事の情報は2026年3月時点の内容です。診察料や制度は変更される場合がありますので、最新情報は各クリニックに直接ご確認ください。

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この記事を書いた人

シンガポール在住の外資系OL。移住のリアルを現地から発信しています。

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