シンガポールの賃貸相場・エリア別ガイド【日本人に人気のエリアはここ】

シンガポールの賃貸相場・エリア別ガイド【日本人に人気のエリアはここ】

結論から言うと、シンガポールの家賃はエリアによって月SGD 2,500〜6,000以上と大きな差があります。私も移住前にネットで調べたのですが、「高い」という情報ばかりで具体的な相場がわからず困りました。

正直に言うと、エリア選びを間違えると毎月数百ドルの差が出ます。通勤のしやすさ、日本食レストランの多さ、日本人コミュニティの有無など、自分の優先順位によってベストなエリアは変わってきます。実際に住んでみて感じたことも含めて、エリア別の相場と特徴をまとめました。

目次

まず知っておきたい:CCR・RCR・OCRとは?

シンガポールの不動産は、URA(都市再開発庁)が定めた3つのエリア区分で語られることが多いです。物件サイトを見ていると必ず出てくる用語なので、先に押さえておくと楽です。

区分 正式名称 エリアの特徴 家賃の目安(1BR)
CCR Core Central Region Orchard・Marina Bay・Bukit Timahなど都心の一等地。高級コンドが多い SGD 3,900〜6,000+
RCR Rest of Central Region Tiong Bahru・Queenstown・Kallangなど都心周辺。利便性と価格のバランスが良い SGD 2,800〜4,000
OCR Outside Central Region Clementi・Punggol・Tampinesなど郊外。家賃が最も手頃 SGD 2,500〜3,500

移住してから気づいたのは、RCRがコスパ最強だということ。CCRほど高くないのにMRTで都心まで10〜15分程度で、生活に必要なものは一通り揃います。最近は外国人駐在員の間でもRCRを選ぶ人が増えている印象です。

エリア別の賃貸相場と特徴

日本人がよく住んでいるエリアを中心に、家賃の目安と特徴をまとめました。

エリア 区分 1BR相場 2BR相場 特徴
Orchard / River Valley CCR SGD 4,500〜6,000 SGD 6,500〜9,000 買い物・外食・通勤すべて便利。日系クリニック多い
Novena / Newton CCR SGD 4,000〜5,000 SGD 6,000〜8,000 Orchardに近いのにやや安め。ファミリー向け施設充実
Tanjong Pagar / CBD CCR SGD 3,800〜5,500 SGD 5,500〜8,000 CBD直結で通勤最強。日系企業が多く日本食店も豊富
Tiong Bahru RCR SGD 3,000〜4,000 SGD 4,500〜6,000 おしゃれカフェが多く雰囲気◎。CBD・Orchardにも近い
Queenstown / Bukit Merah RCR SGD 2,800〜3,500 SGD 4,000〜5,500 RCRの中でもコスパ良し。MRTアクセス良好
East Coast / Katong RCR SGD 2,800〜3,800 SGD 4,000〜5,500 ビーチが近くのんびりした雰囲気。プラナカン文化
Clementi / West OCR SGD 2,500〜3,300 SGD 3,500〜5,000 日本人学校クレメンティ校あり。ファミリーに人気
Punggol / Tampines OCR SGD 2,500〜3,100 SGD 3,200〜4,500 新築コンドが多く家賃が最も手頃。都心からはやや遠い

⚠️ 要確認: 上記の家賃相場は2025年後半〜2026年初頭の目安です。PropertyGuru99.coで最新の物件価格を確認してください。

日本人に人気のエリアTOP5

1位:Orchard・River Valley(オーチャード・リバーバレー)

日本人駐在員にいちばん人気があるのは、やはりOrchard〜River Valleyエリアです。高島屋や伊勢丹などの日系デパートがあり、日本人医師がいるクリニック、日系の学習塾、日本食レストランがとにかく多い。「シンガポールに住んでいるのに、ほぼ日本語で生活できる」と言う人もいるくらいです。

ただし家賃はシンガポールでもトップクラス。会社の家賃補助がある駐在員向けという印象です。River Valleyは少し落ち着いた雰囲気で、シンガポールリバー沿いの景色がきれいです。

2位:Novena・Newton(ノベナ・ニュートン)

Orchardに近いのに家賃がワンランク下がるのがNovena・Newtonエリア。MRTでOrchardまで1〜2駅なので、買い物にも困りません。日本人学校のスクールバスが通るルートでもあり、ファミリー層が多く住んでいます。

私の周りでは「Orchardは高すぎるけど利便性は譲れない」という人がNovenaを選んでいる印象です。Tan Tock Seng Hospitalという大きな総合病院があるのも安心ポイントです。

3位:Tiong Bahru(チョンバル)

最近じわじわ人気が上がっているのがTiong Bahru。シンガポールで最も古い住宅地のひとつで、アールデコ調の建物が並ぶおしゃれな街並みが特徴です。「シンガポールのブルックリン」と呼ばれることもあります。

おしゃれなカフェや独立系の書店があって、街歩きが楽しいエリアです。CBDにもOrchardにも近く、交通の便も良好。RCRなのでCCRエリアより家賃が抑えられるのも魅力です。ただし古い物件が多いので、築年数は内見で要チェックです。

4位:Tanjong Pagar・CBD周辺(タンジョンパガー)

CBDで働いている人にとっては通勤がとにかく楽。日系企業のオフィスが集中しているので、日本食レストランも充実しています。Maxwell Food Centreなどのホーカーも近く、ランチの選択肢に困りません。

正直に言うと、このエリアは単身者やカップル向け。ファミリーで住むには少し狭いコンドが多い印象です。週末は静かすぎるという声もあります。

5位:Clementi(クレメンティ)

日本人ファミリーに根強い人気があるのがClementiエリアです。理由はシンプルで、シンガポール日本人学校クレメンティ校があるから。日本人幼稚園や学習塾も集中していて、子育て環境が整っています。

OCRなので家賃はぐっと下がり、同じ広さでOrchardの半額近くになることも。ただし都心までMRTで20〜30分かかるので、CBD勤務の人は通勤時間とのバランスを考える必要があります。クレメンティモールにDon Don Donkiがあり、日本食材が手に入るのも嬉しいポイントです。

エリア選びで重視すべき5つのポイント

1. 通勤時間とMRTアクセス

シンガポールはMRT(地下鉄)とバスが発達しているので、駅から徒歩圏内の物件を選べば通勤はかなり楽です。物件選びではまず「最寄りMRT駅はどこか」「オフィスまで何分か」を確認しましょう。駅徒歩10分以内が目安です。

2. 日本語環境の充実度

英語に不安がある場合や、お子さんがいる場合は、日本語が通じる病院・学校・スーパーが近いかどうかが大事です。Orchard・Novena・Clementiは日本語環境が特に整っています。

3. 家賃と会社の補助額

駐在員の場合は会社の家賃補助の上限が決まっていることが多いです。補助額に合わせてエリアを選ぶのが現実的。補助がSGD 5,000ならOrchardの1BRは厳しいですが、Tiong BahruやQueenstownなら2BRが視野に入ります。

4. 周辺の生活インフラ

スーパー、ホーカーセンター(フードコート)、クリニックが徒歩圏にあるかは日常の快適さに直結します。私は内見のとき、必ずGoogle Mapsで半径500m以内の施設をチェックしています。

5. コンドミニアムの設備

シンガポールのコンドにはプール・ジム・BBQピットなどが標準装備されていますが、築年数によって設備の差が大きいです。同じエリアでも新築と築20年では家賃も設備もかなり違うので、エリアだけでなく物件単位での比較も大切です。

まとめ:自分の優先順位を決めてからエリアを絞ろう

シンガポールのエリア選びは、「通勤」「家賃」「日本語環境」「生活の快適さ」のどれを優先するかで答えが変わります。

  • 利便性重視・予算に余裕あり → Orchard・River Valley
  • 利便性とコスパのバランス → Novena・Tiong Bahru
  • CBD通勤を最優先 → Tanjong Pagar
  • 子育て・日本人コミュニティ重視 → Clementi
  • 家賃を最優先で抑えたい → Queenstown・Punggol

私自身は利便性を優先してRCRエリアに住んでいますが、住み始めてから「もっと郊外でもよかったかも」と思うこともあります。物件探しにはPropertyGuruと99.coの2サイトが定番なので、気になるエリアの相場をまずチェックしてみてください。

シンガポールのホテル・宿泊

Klook.com

※本記事の情報は執筆時点のものです。制度・価格は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

シンガポール在住の外資系OL。移住のリアルを現地から発信しています。

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