結論から言うと、シンガポールの物価は日本の約1.5〜3倍
シンガポールに移住して5年目。正直に言うと、「物価が高い」という噂は半分正解で半分間違いです。
家賃は東京の2〜3倍、外食(レストラン)は1.5〜2倍。でもホーカーセンター(屋台街)を使えば食費は東京とほぼ変わらないし、交通費はむしろ安い。項目によって全然違うんです。
この記事では、私が実際にシンガポールで生活している感覚をもとに、2026年最新の物価を日本と項目別に比較していきます。為替レートは1 SGD=110円で計算しています。
食費:ホーカーなら日本より安い、レストランは1.5倍
移住してから気づいたのは、シンガポールの食費は「どこで食べるか」で天と地ほど差があるということ。ホーカーセンターを活用すれば、日本のランチより安く済みます。
| 項目 | シンガポール(SGD) | 日本円換算 | 東京の相場 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| ホーカー1食 | S$4〜6 | 約440〜660円 | 500〜800円 | 約0.8倍 |
| レストラン1食(1人) | S$12.50 | 約1,375円 | 約1,200円 | 約1.1倍 |
| レストラン2人(コース) | S$80 | 約8,800円 | 約6,600円 | 約1.3倍 |
| カフェラテ1杯 | S$5.97 | 約657円 | 約528円 | 約1.2倍 |
| ビール(生500ml) | S$10 | 約1,100円 | 約600円 | 約1.8倍 |
| 米(1kg) | S$3.11 | 約342円 | 約919円 | 約0.4倍 |
| 卵(12個) | S$4.51 | 約496円 | 約353円 | 約1.4倍 |
| 牛乳(1L) | S$3.83 | 約421円 | 約230円 | 約1.8倍 |
| 鶏むね肉(1kg) | S$13.46 | 約1,481円 | 約1,201円 | 約1.2倍 |
正直に言うと、ビールの高さは移住後の最大のカルチャーショックでした。シンガポールではアルコールに高い税金がかかっていて、バーで飲むと1杯S$15(約1,650円)以上は当たり前です。お酒好きの方は覚悟が必要です。
一方、お米は日本より圧倒的に安いのが意外なポイント。タイ米やジャスミンライスは特にお手頃で、FairPriceなどのローカルスーパーでまとめ買いすれば食費をかなり抑えられます。牛乳や卵は輸入品が中心なので日本より割高になりがちです。
家賃:東京の2〜3倍。最大の出費がここ
シンガポール生活で最もインパクトが大きいのが家賃。正直に言うと、これがシンガポールの物価が「高い」と言われる最大の理由です。
| 物件タイプ | シンガポール(SGD) | 日本円換算 | 東京都心の相場 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| コンド 1BR(都心) | S$3,400〜4,400 | 約37〜48万円 | 約18万円 | 約2〜2.7倍 |
| コンド 1BR(郊外) | S$2,600〜3,000 | 約28〜33万円 | 約10万円 | 約2.8〜3.3倍 |
| コンド 2BR(都心) | S$5,500〜8,500 | 約60〜93万円 | 約33万円 | 約1.8〜2.8倍 |
| HDB(公団)4部屋 | S$2,500〜3,500 | 約27〜38万円 | — | — |
| シェアルーム | S$800〜1,500 | 約8.8〜16.5万円 | 約5〜8万円 | 約1.6〜2倍 |
私は最初コンドミニアムに住んでいましたが、途中からHDBに引っ越しました。HDBでもジム・プール付きのコンドに比べると設備は劣りますが、立地がよければ生活には全く困りません。MRT駅近くのHDBなら通勤も快適です。
2026年の賃貸市場は、2022〜2023年のピークからやや落ち着いてきた印象です。ただし日本人に人気のエリア(オーチャード、リバーバレー、ホランドビレッジ周辺)は依然として高め。家賃を抑えたいなら、Jurong EastやTampinesなどの郊外HDBかシェアルームが現実的な選択肢です。
交通費:シンガポールの方が実は安い
移住してから気づいたのは、交通費の安さ。MRT(地下鉄)は初乗りS$1程度で、東京メトロの約半額です。
| 項目 | シンガポール(SGD) | 日本円換算 | 東京の相場 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| MRT/地下鉄 1回 | S$1.28〜2.57 | 約120〜261円 | 約180〜220円 | 約0.7〜1.2倍 |
| 月間定期 | S$128 | 約14,080円 | 約11,000円 | 約1.3倍 |
| タクシー初乗り | S$4.60 | 約506円 | 約500円 | 約1.0倍 |
| Grab(10km) | S$10〜15 | 約1,100〜1,650円 | 約2,500〜3,000円 | 約0.4〜0.6倍 |
シンガポールは国土が東京23区とほぼ同じ大きさなので、Grabで移動しても10〜15分、S$10前後で大体どこへでも行けます。東京でタクシー移動するより圧倒的に安いですよね。日本では電車が当たり前でしたが、こちらではGrabを気軽に使う人が多いです。
ただし、月間定期は東京より少し高め。シンガポールでは会社からの交通費支給が一般的ではないので、この点は日本のほうが恵まれていると感じます。とはいえ、MRTとバスの組み合わせで十分快適に生活できます。
日用品・光熱費・その他
| 項目 | シンガポール(SGD) | 日本円換算 | 東京の相場 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 水(1.5Lペットボトル) | S$1.80 | 約198円 | 約100円 | 約2.0倍 |
| 光熱費(月/85㎡) | S$200 | 約22,000円 | 約24,800円 | 約0.9倍 |
| インターネット | S$36 | 約3,960円 | 約4,700円 | 約0.8倍 |
| スマホ月額 | S$16 | 約1,760円 | 約3,600円 | 約0.5倍 |
| ジム(月額) | S$134 | 約14,740円 | 約10,800円 | 約1.4倍 |
| 映画チケット | S$15 | 約1,650円 | 約2,000円 | 約0.8倍 |
意外なのがスマホ代の安さ。シンガポールはS$16〜20程度で十分なデータ通信が使えて、日本の格安SIMと同等かそれ以下です。SingtelやStarHub、M1などの大手キャリアでもこの価格帯のプランがあります。
光熱費はエアコンの使い方次第で大きく変わります。シンガポールは年中30度超えなので、エアコンをつけっぱなしにすると月S$300を超えることも。意識的にファンを併用したり、設定温度を25度にしたりすれば日本とほぼ同じレベルに抑えられます。インターネットは光回線でS$36前後と、日本よりやや安いです。
シンガポールで物価を抑える5つのコツ
実際に使ってみて効果があった節約術をまとめます。
- 食事はホーカーセンター中心に。1食S$4〜6で栄養バランスも良く、毎日でも飽きない多国籍メニューが揃っています。
- 住居はHDBを検討する。コンドより月S$1,000〜2,000安くなることも。プールやジムは公共施設を使えばカバーできます。
- お酒はスーパーで買って家飲み。バーとスーパーでは2〜3倍の価格差があります。
- 交通はMRT+バスをメインに。月S$128の定期パスで乗り放題。Grabは急ぎのときだけに。
- スマホはローカルSIMに切り替え。SingtelやStarHubのプランでS$16〜20/月、日本の半額以下で十分な通信量が使えます。
まとめ:家賃以外は工夫次第でコントロールできる
シンガポールの物価をざっくりまとめると:
- 家賃:東京の2〜3倍(最大の出費)
- 食費:ホーカー中心ならほぼ同等〜やや安い、レストランは1.3〜1.8倍
- 交通費:ほぼ同等〜やや安い
- 通信費:日本の半額程度
- お酒:1.8〜2倍(居酒屋文化がない分、飲み代は割高)
正直に言うと、家賃さえなんとかすれば、生活費全体は東京とそこまで変わりません。私自身、HDB+ホーカー中心の生活で月S$3,000〜3,500(約33〜38万円)に収まっています。シンガポール移住を検討している方は、まず家賃の相場感をつかむところから始めるのがおすすめです。
※本記事の価格は2026年3月時点の情報をもとにしています。為替レート(1 SGD=110円)や物価は変動するため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
シンガポールのグルメ体験
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コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 私自身、シンガポールに来てから一度も車を持ったことがないけれど、不便を感じたことはほぼない。電車もバスもきれいで時間通りだし、Grabを呼べば数分で来る。シンガポールの物価は全体的に高いけれど、交通費に関しては「車を持たない」という選択をするだけで大幅に抑えられる。 […]
[…] ホーカーのランチは$4〜6だけど、毎日だと月$100超え。お弁当を週3回持参するだけで月$50くらい浮く。シンガポールの物価を考えると、この節約は大きい。保温タイプの弁当箱がShopeeで安く手に入る。 […]