シンガポール移住の初期費用はいくら?単身・夫婦・家族別に総額を公開【2026年版】
結論から言うと、シンガポール移住の初期費用は単身で約100〜150万円、夫婦で約150〜250万円、家族(子ども1人)で約250〜400万円が目安です。日本の引っ越しとは比べものにならないスケールなので、事前に全体像を把握しておくことがかなり大事です。
私自身、シンガポールに来るとき「だいたい100万円くらいかな」と思っていたのですが、住居のデポジットやエージェント手数料、生活を立ち上げるこまごました出費で、最終的には想定より30万円以上オーバーしました。この記事では、私の経験と2026年の最新相場をもとに、費用の内訳を正直にまとめます。
※この記事の金額はすべて2026年3月時点の相場です。為替レートは1SGD=約115円で換算しています。⚠️ 要確認: 執筆時点の為替レート
【一覧表】単身・夫婦・家族別の初期費用まとめ
まず全体像を見てみてください。細かい内訳はこのあと項目ごとに解説します。
| 費用項目 | 単身 | 夫婦 | 家族(子ども1人) |
|---|---|---|---|
| 航空券(片道) | 3〜8万円 | 6〜16万円 | 9〜24万円 |
| 住居デポジット(2ヶ月分) | 40〜70万円 | 60〜100万円 | 80〜140万円 |
| エージェント手数料 | 0〜35万円 | 0〜50万円 | 0〜70万円 |
| 印紙税(Stamp Duty) | 約1〜3万円 | 約1〜3万円 | 約2〜5万円 |
| 前家賃1ヶ月分 | 20〜35万円 | 30〜50万円 | 40〜70万円 |
| 荷物の国際配送 | 5〜15万円 | 10〜30万円 | 20〜50万円 |
| ビザ関連費用 | 約0.5〜1万円 | 約1〜2万円 | 約1.5〜3万円 |
| 生活立ち上げ費 | 10〜20万円 | 15〜30万円 | 20〜40万円 |
| 医療保険(初月〜3ヶ月分) | 2〜7万円 | 4〜14万円 | 8〜25万円 |
| 合計目安 | 約100〜150万円 | 約150〜250万円 | 約250〜400万円 |
正直に言うと、最も大きいのは住居関連の費用です。家賃が高いシンガポールでは、デポジットと前家賃だけで数十万円〜100万円以上になります。
航空券:片道3〜8万円が目安
日本からシンガポールへの片道航空券は、LCC(スクート、ジェットスターなど)なら3〜5万円、フルサービスキャリア(シンガポール航空、ANA、JALなど)なら5〜8万円が相場です。フライト時間は約7時間。
私はシンガポール航空を使いましたが、移住時は荷物が多いのでLCCの受託手荷物追加料金を考えると、実はフルサービスとそこまで差がないこともあります。繁忙期(年末年始・GW・お盆)を外せば、かなり安く抑えられます。
家族の場合は人数分かかるので、3人家族なら9〜24万円程度。お子さんが2歳未満なら航空券代が大幅に安くなります。
住居の初期費用:一番お金がかかるポイント
シンガポールの住居費用は、移住コストの中で最も大きな割合を占めます。内訳を詳しく見ていきます。
デポジット(敷金)
シンガポールの賃貸契約では、1年リースなら家賃1ヶ月分、2年リースなら家賃2ヶ月分のデポジットが標準です。日本の敷金と同じイメージですが、退去時に原状回復費を差し引かれて返金されます。
2026年現在のコンドミニアム家賃相場は、単身向け1ベッドルームでSGD 2,000〜3,000(約23〜35万円)、夫婦〜家族向け2ベッドルームでSGD 3,000〜5,000(約35〜58万円)、ファミリー向け3ベッドルームでSGD 4,000〜7,000(約46〜80万円)が目安です。⚠️ 要確認: 2026年3月時点の最新家賃相場
2年リースの場合、デポジットだけで40〜140万円になります。これが移住費用が膨らむ最大の原因です。
エージェント手数料
シンガポールでは物件探しに不動産エージェントを使うのが一般的です。手数料の負担は契約条件によって変わります。
- 2年リース・家賃SGD 4,000以上:オーナー負担(テナントは無料)が多い
- 1年リース・家賃SGD 4,000未満:テナント負担で家賃0.5ヶ月分+GST(9%)が目安
移住してから気づいたのですが、エージェント手数料は交渉の余地があります。特に2年リースで家賃が高めの物件なら、テナント側の手数料がゼロになるケースも珍しくありません。
印紙税(Stamp Duty)
賃貸契約にはIRAS(シンガポール内国歳入庁)への印紙税の支払いが必要です。計算方法は少し複雑ですが、年間家賃総額の約0.4%が目安。たとえば月SGD 3,000の2年リースなら、約SGD 290(約3.3万円)程度です。契約書署名から14日以内に支払う必要があります。
生活立ち上げ費用:10〜40万円
シンガポールに着いてから生活を始めるまでに、こまごました出費が発生します。
| 項目 | 目安金額 |
|---|---|
| 家具・家電(部分的に必要な場合) | 5〜20万円 |
| SIMカード・通信契約 | 0.3〜0.5万円 |
| VPN(NordVPN等) | 月約700円〜 |
| 日用品・キッチン用品 | 1〜3万円 |
| 交通系カード(EZ-Link / SimplyGo) | 約0.2万円 |
| 布団・寝具 | 1〜3万円 |
| 仮住まい(到着直後のホテル代) | 3〜10万円 |
シンガポールのコンドミニアムは家具付き(Fully Furnished)で貸し出されることが多いですが、それでもタオル・寝具・キッチン用品などは自分で揃える必要があります。IKEAやShopeeを活用すればかなり抑えられます。
また、物件が決まるまでホテルやサービスアパートメントに滞在する場合、1泊1〜3万円×数日分が追加でかかります。私は最初の5日間ホテルに泊まりましたが、それだけで約5万円かかりました。
荷物の国際配送:5〜50万円
日本からシンガポールへ荷物を送る方法は主に3つあります。
| 配送方法 | 日数 | 目安費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 航空便(EMS・クーリエ) | 2〜5日 | 段ボール1箱あたり5,000〜15,000円 | 段ボール数箱の単身者 |
| 船便 | 10〜20日 | 段ボール5〜10箱で3〜8万円 | 荷物がやや多い人 |
| 引越し業者(海上コンテナ) | 2〜4週間 | 単身13〜30万円、家族50〜100万円 | 家具・大型荷物がある家族 |
正直に言うと、単身なら大きな荷物は持っていかない方が安上がりです。私はスーツケース2個+段ボール3箱(EMSで配送)で合計約8万円でした。家具や家電は現地で揃えた方がトータルでは安くなることが多いです。
ビザ・就労許可の費用
シンガポールの就労ビザ費用は、日本と比べるとかなり安いです。
| ビザ種類 | 申請料 | 発行料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| Employment Pass(EP) | SGD 105(約1.2万円) | SGD 225(約2.6万円) | 約3.8万円 |
| S Pass | SGD 105(約1.2万円) | SGD 100(約1.2万円) | 約2.4万円 |
| Dependant’s Pass(帯同ビザ) | SGD 105(約1.2万円) | SGD 225(約2.6万円) | 約3.8万円 |
ビザ費用自体は合計しても1〜4万円程度で、全体から見れば小さな割合です。ただし、EPの最低月給要件はSGD 5,600(金融セクターはSGD 6,200)と年々上がっているので、給与面でのハードルの方が高いです。⚠️ 要確認: 2026年のEP/S Pass最低給与額
なお、ビザの申請・発行費用は通常、雇用主(会社)が負担してくれます。自費で払う必要があるかどうかは、内定時に確認しておきましょう。
医療保険:月SGD 100〜700
シンガポールでは外国人はCPF(公的年金)に加入できないため、民間の医療保険に入る必要があります。
- 単身の場合:月SGD 100〜250(約1.2〜2.9万円)
- 夫婦の場合:月SGD 200〜500(約2.3〜5.8万円)
- 家族の場合:月SGD 400〜700(約4.6〜8万円)
会社が団体保険を提供してくれるケースも多いですが、カバー範囲が限られていることがあるので注意が必要です。移住してから気づいたのですが、歯科と眼科は多くのプランで対象外になっています。初期費用としては、初月〜3ヶ月分の保険料を見込んでおくと安心です。
節約のコツ5つ
移住初期費用を少しでも抑えるために、私が実践した(または後から知った)節約方法を紹介します。
- 航空券は3ヶ月前に予約する:直前だと高くなるので、移住日が決まったら早めに購入。マイルがあるなら使うのもアリ。
- 家具付き物件を選ぶ:Fully Furnished物件なら家具・家電の購入費用がほぼゼロ。多少家賃が高くても初期費用はかなり下がります。
- 荷物は最小限にする:日本から大量に送るより、シンガポールのIKEA・Shopee・Lazadaで買った方が安いことが多いです。
- 最初の数日はホステルやAirbnbで凌ぐ:ホテルより安く、物件探しの拠点にもなります。私の友人はAirbnbに2週間滞在して物件を決めていました。
- 日本円→SGDの送金はレートに注意:銀行の海外送金は手数料が高いので、送金サービスを使うとかなり差が出ます。まとまった金額を送るなら、レートの比較は必須です。
まとめ:余裕を持って150〜200万円は確保しておきたい
シンガポール移住の初期費用をもう一度まとめると、こうなります。
- 単身:約100〜150万円
- 夫婦:約150〜250万円
- 家族(子ども1人):約250〜400万円
最も大きいのは住居のデポジットと前家賃で、全体の50〜60%を占めます。ビザ費用は意外と安く、数万円で済みます。
正直に言うと、想定外の出費は必ず発生します。「ギリギリの予算で渡航」は精神的にもかなりキツいので、見積もりの1.2〜1.5倍くらいの資金を用意しておくことを強くおすすめします。私自身、移住して最初の1ヶ月は「お金が溶けていく…」という感覚がすごかったので、心の準備もしておいてください。
※記載の金額は2026年3月時点の情報をもとにした目安です。為替レート・家賃相場・制度変更により実際の費用は変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
シンガポールのホテル・宿泊
Klook.com
コメント