シンガポール移住の初期費用はいくら?単身・夫婦・家族別に総額を公開【2026年版】
結論から言うと、シンガポール移住の初期費用は単身で約100〜150万円、夫婦で約150〜250万円、家族(子ども1人)で約250〜400万円が目安です。日本の引っ越しとは比べものにならないスケールなので、事前に全体像を把握しておくことがかなり大事です。
私自身、シンガポールに来るとき「だいたい100万円くらいかな」と思っていたのですが、住居のデポジットやエージェント手数料、生活を立ち上げるこまごました出費で、最終的には想定より30万円以上オーバーしました。ここからは、私の経験と2026年の最新相場をもとに、費用の内訳を正直にまとめます。
※この記事の金額はすべて2026年3月時点の相場です。為替レートは1SGD=約115円で換算しています。執筆時点の為替レート
「100万円あればなんとかなるでしょ」って思ってる方、結構いますよね。私も2022年4月に移住する前はそう思っていました。。実際は航空券・デポジット2ヶ月・前家賃・エージェント手数料で、River Valleyの1BR(当時SGD 3,800)を契約した時点でもうSGD 12,000超え。日本円で約140万円が一瞬で消えました。さらに引っ越して最初の週末、IKEA Alexandraで寝具とカーテンと最低限の食器を買っただけでSGD 600。冷蔵庫の中身を埋めるためにCold Storageに行ったらまたSGD 200。結局、当初予算より30万円以上オーバーで、移住2ヶ月目はランチをホーカーのチキンライスSGD 4縛りで乗り切りました。
💭 あやかメモ:デポジットは戻ってこない前提で
同じコンドの台湾人ママ友が言ってたんですが、シンガポールの大家さん、退去時のデポジット返金で揉めるの本当に多いです。私の友達のSさんも、壁の小さな傷とエアコンクリーニング代でSGD 1,500引かれたって泣いてました。。デポジット2ヶ月分(私の場合SGD 7,600)は「全額戻ってきたらラッキー」くらいで予算組んだ方が精神衛生上いいです。入居時の傷の写真は鬼のように撮っておくこと、これマジで大事。
【一覧表】単身・夫婦・家族別の初期費用まとめ
まず全体像を見てみてください。細かい内訳はこのあと項目ごとに解説します。
| 費用項目 | 単身 | 夫婦 | 家族(子ども1人) |
|---|---|---|---|
| 航空券(片道) | 3〜8万円 | 6〜16万円 | 9〜24万円 |
| 住居デポジット(2ヶ月分) | 40〜70万円 | 60〜100万円 | 80〜140万円 |
| エージェント手数料 | 0〜35万円 | 0〜50万円 | 0〜70万円 |
| 印紙税(Stamp Duty) | 約1〜3万円 | 約1〜3万円 | 約2〜5万円 |
| 前家賃1ヶ月分 | 20〜35万円 | 30〜50万円 | 40〜70万円 |
| 荷物の国際配送 | 5〜15万円 | 10〜30万円 | 20〜50万円 |
| ビザ関連費用 | 約0.5〜1万円 | 約1〜2万円 | 約1.5〜3万円 |
| 生活立ち上げ費 | 10〜20万円 | 15〜30万円 | 20〜40万円 |
| 医療保険(初月〜3ヶ月分) | 2〜7万円 | 4〜14万円 | 8〜25万円 |
| 合計目安 | 約100〜150万円 | 約150〜250万円 | 約250〜400万円 |
正直に言うと、最も大きいのは住居関連の費用です。家賃が高いシンガポールでは、デポジットと前家賃だけで数十万円〜100万円以上になります。
航空券:片道3〜8万円が目安
日本からシンガポールへの片道航空券は、LCC(スクート、ジェットスターなど)なら3〜5万円、フルサービスキャリア(シンガポール航空、ANA、JALなど)なら5〜8万円が相場です。フライト時間は約7時間。
私はシンガポール航空を使いましたが、移住時は荷物が多いのでLCCの受託手荷物追加料金を考えると、実はフルサービスとそこまで差がないこともあります。繁忙期(年末年始・GW・お盆)を外せば、かなり安く抑えられます。
家族の場合は人数分かかるので、3人家族なら9〜24万円程度。お子さんが2歳未満なら航空券代が大幅に安くなります。
住居の初期費用:一番お金がかかるポイント
シンガポールの住居費用は、移住コストの中で最も大きな割合を占めます。内訳を詳しく見ていきます。
デポジット(敷金)
シンガポールの賃貸契約では、1年リースなら家賃1ヶ月分、2年リースなら家賃2ヶ月分のデポジットが標準です。日本の敷金と同じイメージですが、退去時に原状回復費を差し引かれて返金されます。
2026年現在のコンドミニアム家賃相場は、単身向け1ベッドルームでSGD 2,000〜3,000(約23〜35万円)、夫婦〜家族向け2ベッドルームでSGD 3,000〜5,000(約35〜58万円)、ファミリー向け3ベッドルームでSGD 4,000〜7,000(約46〜80万円)が目安です。2026年3月時点の最新家賃相場
2年リースの場合、デポジットだけで40〜140万円になります。これが移住費用が膨らむ最大の原因です。
エージェント手数料
シンガポールでは物件探しに不動産エージェントを使うのが一般的です。手数料の負担は契約条件によって変わります。
- 2年リース・家賃SGD 4,000以上:オーナー負担(テナントは無料)が多い
- 1年リース・家賃SGD 4,000未満:テナント負担で家賃0.5ヶ月分+GST(9%)が目安
移住してから気づいたのですが、エージェント手数料は交渉の余地があります。特に2年リースで家賃が高めの物件なら、テナント側の手数料がゼロになるケースも珍しくありません。
印紙税(Stamp Duty)
賃貸契約にはIRAS(シンガポール内国歳入庁)への印紙税の支払いが必要です。計算方法は少し複雑ですが、年間家賃総額の約0.4%が目安。たとえば月SGD 3,000の2年リースなら、約SGD 290(約3.3万円)程度です。契約書署名から14日以内に支払う必要があります。
生活立ち上げ費用:10〜40万円
シンガポールに着いてから生活を始めるまでに、こまごました出費が発生します。
| 項目 | 目安金額 |
|---|---|
| 家具・家電(部分的に必要な場合) | 5〜20万円 |
| SIMカード・通信契約 | 0.3〜0.5万円 |
| VPN(NordVPN等) | 月約700円〜 |
| 日用品・キッチン用品 | 1〜3万円 |
| 交通系カード(EZ-Link / SimplyGo) | 約0.2万円 |
| 布団・寝具 | 1〜3万円 |
| 仮住まい(到着直後のホテル代) | 3〜10万円 |
シンガポールのコンドミニアムは家具付き(Fully Furnished)で貸し出されることが多いですが、それでもタオル・寝具・キッチン用品などは自分で揃える必要があります。IKEAやShopeeで買ってよかったもの20選を活用すればかなり抑えられます。
👉 Shopeeで炊飯器を見る(Russell Taylors Digital Low…)(SGD 64.99・売上238件)
👉 Shopeeでクローゼット用除湿機を見る(AIRDRY USA Dehumidifier Rod…)(SGD 49.9)
👉 ShopeeでAnker 10000mAhモバイルバッテリーを見る(Anker Zolo Powerbank 10000mA…)(SGD 29.99・売上1,071件)
また、物件が決まるまでホテルやサービスアパートメントに滞在する場合、1泊1〜3万円×数日分が追加でかかります。私は最初の5日間ホテルに泊まりましたが、それだけで約5万円かかりました。
荷物の国際配送:5〜50万円
日本からシンガポールへ荷物を送る方法は主に3つあります。
| 配送方法 | 日数 | 目安費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 航空便(EMS・クーリエ) | 2〜5日 | 段ボール1箱あたり5,000〜15,000円 | 段ボール数箱の単身者 |
| 船便 | 10〜20日 | 段ボール5〜10箱で3〜8万円 | 荷物がやや多い人 |
| 引越し業者(海上コンテナ) | 2〜4週間 | 単身13〜30万円、家族50〜100万円 | 家具・大型荷物がある家族 |
正直に言うと、単身なら大きな荷物は持っていかない方が安上がりです。私はスーツケース2個+段ボール3箱(EMSで配送)で合計約8万円でした。家具や家電は現地で揃えた方がトータルでは安くなることが多いです。
ビザ・就労許可の費用
シンガポールの就労ビザ費用は、日本と比べるとかなり安いです。
| ビザ種類 | 申請料 | 発行料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| Employment Pass(EP) | SGD 105(約1.2万円) | SGD 225(約2.6万円) | 約3.8万円 |
| S Pass | SGD 105(約1.2万円) | SGD 100(約1.2万円) | 約2.4万円 |
| Dependant’s Pass(帯同ビザ) | SGD 105(約1.2万円) | SGD 225(約2.6万円) | 約3.8万円 |
ビザ費用自体は合計しても1〜4万円程度で、全体から見れば小さな割合です。ただし、EPの最低月給要件はSGD 5,600(金融セクターはSGD 6,200)と年々上がっているので、給与面でのハードルの方が高いです。2026年のEP/S Pass最低給与額
なお、ビザの申請・発行費用は通常、雇用主(会社)が負担してくれます。自費で払う必要があるかどうかは、内定時に確認しておきましょう。
医療保険:月SGD 100〜700
シンガポールでは外国人はCPF(公的年金)に加入できないため、民間の医療保険に入る必要があります。
- 単身の場合:月SGD 100〜250(約1.2〜2.9万円)
- 夫婦の場合:月SGD 200〜500(約2.3〜5.8万円)
- 家族の場合:月SGD 400〜700(約4.6〜8万円)
会社が団体保険を提供してくれるケースも多いですが、カバー範囲が限られていることがあるので注意が必要です。移住してから気づいたのですが、歯科と眼科は多くのプランで対象外になっています。初期費用としては、初月〜3ヶ月分の保険料を見込んでおくと安心です。
節約のコツ5つ
移住初期費用を少しでも抑えるために、私が実践した(または後から知った)節約方法を紹介します。
- 航空券は3ヶ月前に予約する:直前だと高くなるので、移住日が決まったら早めに購入。マイルがあるなら使うのもアリ。
- 家具付き物件を選ぶ:Fully Furnished物件なら家具・家電の購入費用がほぼゼロ。多少家賃が高くても初期費用はかなり下がります。
- 荷物は最小限にする:日本から大量に送るより、シンガポールのIKEA・Shopee・Lazadaで買った方が安いことが多いです。
- 最初の数日はホステルやAirbnbで凌ぐ:ホテルより安く、物件探しの拠点にもなります。私の友人はAirbnbに2週間滞在して物件を決めていました。
- 日本円→SGDの送金はレートに注意:銀行の海外送金は手数料が高いので、送金サービスを使うとかなり差が出ます。まとまった金額を送るなら、レートの比較は必須です。
移住後の月額生活費はシンガポール生活費リアル公開、医療保険の選び方はシンガポール医療保険ガイド、車の購入を考えるならシンガポールで車を持つ費用とCOE制度で詳しく解説しています。物件が決まるまでの滞在は仮住まいガイドもどうぞ。
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まとめ:余裕を持って150〜200万円は確保しておきたい
シンガポール移住の初期費用をもう一度まとめると、こうなります。
- 単身:約100〜150万円
- 夫婦:約150〜250万円
- 家族(子ども1人):約250〜400万円
最も大きいのは住居のデポジットと前家賃で、全体の50〜60%を占めます。ビザ費用は意外と安く、数万円で済みます。
正直に言うと、想定外の出費は必ず発生します。「ギリギリの予算で渡航」は精神的にもかなりキツいので、見積もりの1.2〜1.5倍くらいの資金を用意しておくことを強くおすすめします。私自身、移住して最初の1ヶ月は「お金が溶けていく…」という感覚がすごかったので、心の準備もしておいてください。
📅 更新履歴
2026年5月更新:River Valleyエリアの1BR家賃、2024年ピーク(SGD 4,500〜5,000)からは少し落ち着いてSGD 4,000前後が相場に戻ってきました。ただエージェント手数料は1ヶ月分が完全に標準化された印象。先月Tiong Bahruで部屋探した同僚もしっかり1ヶ月取られてました。
※記載の金額は2026年3月時点の情報をもとにした目安です。為替レート・家賃相場・制度変更により実際の費用は変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
移住費用のよくある質問(FAQ)
シンガポール移住の初期費用、最低でもいくら必要?
単身の最低ラインはおよそ100万円ですが、住居デポジット・前家賃・仮住まい・生活立ち上げで想定より20〜30万円オーバーするのが普通です。余裕を持って150万円以上の資金を準備することをおすすめします。
EPビザの申請・発行費用は自分で払うもの?
通常は雇用主(会社)負担です。申請料SGD 105+発行料SGD 225で合計約3.8万円ですが、内定時に「会社負担かどうか」を必ず確認してください。まれに自己負担の契約もあります。
航空券はいつ買うのが一番安い?
移住日が決まったら3ヶ月前までに予約するのが目安です。繁忙期(年末年始・GW・お盆)を外し、LCCのセールを狙うと片道3万円台で取れます。ただし荷物を多く運ぶなら追加料金込みでフルサービスキャリアとの差は縮まります。
家族4人で移住する場合、初期費用はどれくらい?
子ども2人の4人家族ならおよそ350〜500万円が目安です。住居は3ベッドルーム以上が必要で家賃SGD 4,000〜7,000、医療保険も家族プランで月SGD 500〜。学校選びによってインター校初期費用(入学金・デポジット)が別途かかります。
デポジットは退去時に全額戻る?
原状回復費用を差し引いた額が返金されるのが一般的です。壁のキズ・小型家電の故障などで50〜100%差し引かれるトラブルも多いため、入居時に物件状態を動画で記録し、契約書のwear & tear条項を事前に読み込んでおきましょう。
シンガポールのホテル・宿泊
Klook.com
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 正直に言うと、初期費用は結構かかります。ただ日本のように礼金や更新料がないので、長期で見ればシンガポールの方がシンプルです。 […]
[…] 逆に、単身や夫婦だけの世帯であれば車は完全にオーバースペック。その分のお金を移住の初期費用や生活費に回したほうがずっと賢いと思う。 […]